2023-01-01から1年間の記事一覧
空旅中国の李白、よかったですね。 同じチームが今度は空海をテーマに空旅だそうです。 お正月のお昼に放送、楽しみです。 『空旅中国 空海 長安へ』 1月2日(火)午前11時51分〜午後1時20分 NHK BS(101ch)にて放送 空旅中国 - NHK 平安初期、究極の真理を…
年末が近づいてきました。 少し前(12月22日)が冬至でしたね。 中国では、冬至は今でも大切な暦の日として意識されています。 ー冬至の日は「餃子」を食べる ー冬至は鬼節とも言われ、鬼が出るから夜遅く出歩かず、早く家に帰るように 等 あとは家の近所で…
上海で書道を学んでいる友人が、東京の展示会に出展したと。 その友人も私も上海にいて見に行けなかったのですが、日本にいる人が写真を撮って送ってくれました。 『第23回 蘭亭書法交流 東京展』 会期:2023年12月13日(水)~12月20日(水)会場:東京都美術館…
いつも漢詩作りでお世話になってる中国の漢詩ポータルサイト「捜韻」(搜韵 https://www.sou-yun.cn)ですが、微信ウェイシンの公式アカウントからのメッセージで、お知らせ兼アンケートがきました。 「2002年2月のサイト立ち上げから、運営14年間で、収録詩は…
師走ですね。 なんだかバタバタとゆっくり漢詩が作れていませんが、 先日上海で茶道のお稽古で「香月花月」をした時のこと。 5人で茶席でお香を聞き、(お香3種類のうち、名前を隠して聞いて、最後に香銘を読み上げ)、香銘を聞いた後にそこからイメージする…
『詩詞里的中国』という本を買いました。 漢詩における詩・詞の中にある中国という解説書。 本のカバーには… 「人生のあらゆる経験、境遇、姿、道理はすべて唐詩の中に隠されている」 魯迅曰く「すべての素晴らしい詩は、唐にはすでに作り終わっている」 目…
9月の初め頃、上海の家の前で咲いていた黄色い花。 ちょっと時期が早いけれど、なんだかいい匂いがするし、金木犀(中国語で桂花)かなあと思っていました。 でも、9月下旬になってもっと低木の金木犀が咲きだして、あれ種類が違ったのかなと、ちょっと気に…
浅草に行ったときに、少し足を延ばして「待乳山聖天」に行ってきました。 あちこちに大根が。 「大根は身体を丈夫にしていただき、良縁を成就し、夫婦仲良く末永く一家の和合を御加護頂ける功徳を表しています」だそうで。 そして、ひいたおみくじが一番の大…
いつも漢詩調べでお世話になってる中国の漢詩ポータルサイト「捜韻」ですが、 なんと、オリジナルの白酒(バイジュウ)が発売とのこと! 捜韻:www.sou-yun.cn 貴州の「茅台」産ですね! 醤香型ってどんなのでしょう。気になります~ アルコール度53%と、火…
六本木の「泉屋博古館」で行われていた「楽しい隠遁生活―文人たちのマインドフルネス」展の終了間際に行ってきました~ 都会のオアシスのような博物館。 陶淵明や竹林の七賢人、そして鴨長明や芭蕉まで、隠遁の安らぎと自由を求めた中国の士大夫や日本の文人…
上海では今年は中秋節前に金木犀が満開でしたが、関東は2週間ほど遅れて今頃が満開のようです。 庭の金木犀が一気に満開になり、いい匂いがしています。 気がつけば秋ですね。 ところで、日本の金木犀(中国語で「桂花」)の色は黄色いのに、上海周辺で見る…
中秋節を過ぎたら、急に涼しいですね。 中秋の月と桂花(キンモクセイ)で一詩作ろうと思っているうちに、季節はめぐり… 先日、茶室にうかがった時に、玉兎の掛け軸がかかってました。 これが今年のお月見の最後かもしれません。 「玉兔豈棲於蟾影」(ぎょく…
kanshi.hatenablog.com 日本語タイトルは『長安三萬里~思い出の李白~』となったようで。 確かに高適の名前では引きが弱いですよね… 2023東京・中国映画祭で上映になるそうです。 2023東京・中国映画週間 公式サイト 上映会場は、「TOHOシネマズ日本橋」 上…
今年は9月29日が中秋節、一日置いて10月1日が国慶節で、大型連休が始まりました。 今日はスマホであちこちから、中秋節メッセージが。 中国はこうした祭日に、チャットでのスタンプやりとりが盛んですね。 こんな感じにいろいろもらいました。 月にあわせて…
金木犀の季節ですね。 街のあちこちで、金木犀の香りがしてきます。 上を見上げれば黄色の花がいっぱい。 ひと雨降ったら、たくさん花が地面に落ちてました。 中国語で金木犀は、桂花(guì huā) 昔からたくさんの詩に詠まれていますね。 捜韻で「桂花」で検…
いつも漢詩作りでお世話になっている中国の漢詩サイト「捜韻」。http://www.sou-yun.cn サイト以外に、中国版LINEのような「微信」WeChatで公式アカウントがあり、フォローしていると、捜韻独自の作詩教室のお知らせなどが流れてきます。 今日は、「藍皓月先…
上海の松江区の郊外に、「馬相伯」の暮らした家がありました。 馬相伯は、清末民初の教育家。(1840年~1939年) 震旦大学(のちに統合され、上海交通大学医学部となった)と、復旦公学(上海トップの復旦大学前身)を創設したことで有名です。 ウィペディア…
最近、中国では懐古ブームというか、中華的な文化がリバイバルブームですね。 「小紅書」(中国版インスタみたいな)を見ていたら、蘇軾のエコバックを発見。 (まあ、私の趣味に合わせておススメが出てくるという、優秀なビックデータですが) しっとりいい…
唐代の詩人・高適を主人公に、李白などとの人生を通した交流を描いたアニメ映画『長安三万里』がこの夏に中国で大ヒットしました。 ↓映画の紹介記事はこちら。 kanshi.hatenablog.com 公式本など派生グッズが発売されてきましたが、 今回はなんと、カードゲ…
今年の冬に初めてオンライン吟行会に参加し、そういう世界があるのかと。 今回は2回目なので、少し様子が分かった状態での参加です。 吟行会のお題は「横浜夏景」 かなり範囲の広いお題ですよね。 お題を聞いて、漢詩に「赤い靴」(紅靴)か「氷川丸」でしっ…
「字帳」って聞いたことありますか? 漢字の練習帳の意味のようです。 先日の上海のブックフェアで見かけて購入したとのですが、 小学校から中学校まで、各学年向けに上下2冊ずつ発売されていました。 上記は小学校2年生向けの上ですね。 こんな感じでシリ…
上海ブックフェア(上海書展)に行って私が購入した本を紹介。 kanshi.hatenablog.com 『蔵在古詩里的○○』シリーズ (漢詩の中に隠れた○○シリーズ) 「虫鳥」、「名勝」、「花草」の3冊。 中をのぞいてみると… 『蔵在古詩里的虫鳥』虫鳥篇より 「画眉鳥」 欧…
上海書展(上海ブックフェア)2023に行ってきました! 国内外の出版社が揃って出展していて(日本からもポプラ社や角川など)、並んでいる本の数もすごいのですが、さらに新書が3~7割引きくらいで買えるとあり、毎年人が殺到しています。 私も帰る頃にはカ…
浙江詩詞大会のアカウントをフォローしていたら、「吟誦」(ぎんしょう)特訓合宿のお知らせが来ました。 「吟誦」とは、「詩歌などを声高く節をつけて詠むこと」。 漢詩や漢文を抑揚をつけて詠む、日本の詩吟のような感じかなと思います。 千島湖で3日間ば…
以前は、「文廟」で日曜日の古本市が行われていましたが、 それが豫園の中に引っ越したということで、久々に豫園に足を延ばしました。 福祐大廈の地下二階へ 地下二階に降りると、古本をはじめとする骨董市が広がっていました。 古本を中心とした骨董市の様…
観世音菩薩の成道の日(旧暦の6月19日)に、 日本茶道の源流とも言われる臨済宗の禅寺「径山寺」(きんざんじ)に行ってきました。 径山寺がなぜ日本茶道の源流と呼ばれるかというと…↓ 正式名称は、径山興聖萬壽禅寺。 お寺の中の展示コーナーには、径山寺の…
漢詩作りでお世話になっている「捜韻」からの配信ニュースを見ていたら、漢詩コンテストのお知らせがありました。 「龍翔杯」 かなり大規模なオリジナル詩詞募集のコンテスト。 掲載されている募集内容をざっと翻訳してみると… 一、組織機構 指導単位:広東…
中国でヒット中のアニメ映画『長安三万里』。 唐代の詩人・高適と李白の生涯を通じた友情物語。 作品に登場する44首のうち、李白の詩も多く。 その中の有名どころで、3首ほど。 採蓮曲 若耶渓傍採蓮女 若耶の渓傍 採蓮の女笑隔荷花共人語 笑って荷花を隔てて…
現在、中国でヒット中の唐代の詩人・高適を主役としたアニメ映画『長安三万里』。 その紹介はひとつ前に書きましたが… kanshi.hatenablog.com 映画の中で次々と漢詩が出てきて、少しメモをしていたのですが、とても全部は覚えきれず。 気になるなあと思って…
中国でこの夏休み期間に公開されているアニメ映画『長安三万里』が大ヒット中です。 168分という3時間近くに及ぶ大作ですが、見どころ満載の作品。 (映画館にあった『長安三万里』の立て看板) 主人公は、唐代の詩人「高適」(~765年2月17日) 名前は聞い…