漢詩作りのための雑記

漢詩は読むのも作るのも深い沼

清明節の新茶

中国では清明節(4月4日)の3連休です。

清明節はお墓参りの時期ですが、もうひとつ新茶の季節でもあります。

日本では立春から数えた八十八日と言われますが、中国では清明節前に摘む今年最初の新茶を特別に「明前茶」と呼んで、重宝しています。

やわらかくしなやかな茶葉が香り高いんですよね。

 

浙江省でお茶を作ってる友人から、明前茶の茶摘みの動画が届きました。

youtube.com

 

そして、この時期のお茶屋さんに行くと、新茶のいい匂いがします。

これは浙江省杭州の龍井(ロンジン)茶



さて、そんな清明節の新茶を白居易がしんみり詠った詩があり。

 

「清明日送韋侍御(一作郎)貶虔州」(818年)

            唐 · 白居易
 寂寞清明日 蕭条司馬家
 留餳和冷粥 出火煮新茶
 欲别能無酒 相留亦有花
 南遷更何処 此地已天涯

 

この時の花は、なんでしょうね。

 

清明節の時期に、ちょうど上海では海棠が満開です。

桜よりも少し濃い目のピンクで、つぼみがぷっくりと風に揺れてかわいい感じです。