漢詩作りのための雑記

漢詩は読むのも作るのも深い沼

冬至を過ぎて… 冬至の漢詩

年末が近づいてきました。

少し前(12月22日)が冬至でしたね。

 

中国では、冬至は今でも大切な暦の日として意識されています。

ー冬至の日は「餃子」を食べる

ー冬至は鬼節とも言われ、鬼が出るから夜遅く出歩かず、早く家に帰るように 等

あとは家の近所で、朝から先祖のために紙銭を燃やしているのも見かけました。

 

そして、フォローしている「中国詩詞大会」からもこんなメッセージが届きました。

「冬至陽生春又来」とは杜甫の詩の一句だそう。

「小至」 杜甫(唐代)

天時人事日相催,冬至陽生春又来。

刺繍五模添弱線,吹葭六琯動浮滅。

岸容待腊将舒柳,山意冲寒欲放梅。

雲物不殊郷国異,教児且覆掌中杯。

  天時人事 日に相ひ催し、
  冬至陽生 春又来たる。
  刺繍の五紋 弱線を添へ、
  吹葭の六管 浮灰を動かす。
  岸容 臘を待ちて将に柳を舒し、
  山意 寒を衝き梅を放たんと欲す。
  雲物殊ならずも 郷国異にす。
  児をして且つ掌中の杯を覆せ教む

「小至」とは冬至の一日前のことだそう。

 

そしていくつかのクイズがついていました。

たとえば、こんな感じです。

Q: 以下の9つの文字から、五言唐詩の一句を作りなさい。

 

答えは…(赤字の部分です)

「江雪」 柳宗元(唐代)

千山鳥飛絶 万径人踪滅

孤舟蓑笠翁 独钓寒江雪

 

む…難しい。

 

 

そうそう、この「中国詩詞大会」は書籍も販売してますが、グッズ展開も色々しています。

これも詩詞の普及のため?

 

暦カレンダー

春節セットなんていうのもありました!

手広いなあ。

 

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