漢詩作りのための雑記

漢詩は読むのも作るのも深い沼

「捜韻」の先生による漢詩創作の添削をネットでライブ配信

いつも漢詩作りでお世話になっている中国の漢詩サイト「捜韻」。http://www.sou-yun.cn

サイト以外に、中国版LINEのような「微信」WeChatで公式アカウントがあり、フォローしていると、捜韻独自の作詩教室のお知らせなどが流れてきます。

今日は、「藍皓月先生の漢詩教室(律詩技法)で提出された作品を、ライブで添削します」ということで、リアルタイムで視聴。

(ライブ配信開始前にお知らせ機能もあるので、見逃しがなく便利です)

 

全員、五言律詩の提出だったよう。全15首。

先生はまず、論理的なつながりや展開を指摘。

(藍皓月先生のお部屋は照明が暗い感じ…)

ある場所の景色を読む時には、その場所の特徴をしっかり読み込むこと。

蓬莱山でも、どこの山でも同じ景色では、意味がない。

 

そして詩として景色が美しくても、それで何を伝えたいかしっかりこめるべき。

「帰去伝思量」でしめてる句は、何を考えているのかが伝わらないと。

景色も多すぎる上、「层次」(重なりと奥行)がないとの指摘。

 

他の人が書いていた、「追思自可量」も同じ問題と。

 

平仄も、平水韻でしっかり間違いを指摘。

話してる感じからして、いちいち辞書を引かなくてもある程度平仄が頭に入っている感じでしたね。

人によっては、「新韻」で創作していると注記がありました。

 

ライブ配信で視聴していたのですが、1時間ほどの配信の最後には、視聴者は1900人以上に!

(見に来た人をすべてカウントしているので、途中で見るのをやめてる人もいるでしょうが、それでもすごい人数だなあと)

 

捜韻による藍皓月先生律詩教室(オンライン)

「写诗,你可以不懂格律,但不能不会造句」

(詩を書くのに、決まりが分からないのは仕方ないが、言葉の組み合わせができないのはダメだ、でしょうか)