漢詩作りのための雑記

漢詩は読むのも作るのも深い沼

『第23回 蘭亭書法交流 東京展』に上海の友人が出展

上海で書道を学んでいる友人が、東京の展示会に出展したと。

その友人も私も上海にいて見に行けなかったのですが、日本にいる人が写真を撮って送ってくれました。

『第23回 蘭亭書法交流 東京展』

会期:2023年12月13日(水)~12月20日(水)
会場:東京都美術館

 

日本蘭亭会:協和貿易(株)が書道用品の販売に携わる企業として、書道界に奉仕すべく発足した国際交流団体です。日中両国間の友好と交流の促進、書道文化の繁栄を願い、毎年1回中国各地等で現地書法家協会及び書道団体と交流展を開催しています。

(日本蘭亭会のホームページよりhttp://www.kywa.jp/ranteikai/RANTEIKAI.htm

 

書道作品を送り、日本で表装をしてもらったそうです。

私の友人の作品は↓

五体書の中の隷書で書かれています。絵のような文字ですね。

短箋禿笔暇窓画 松葉泥炉小院茶

清時代の有名な七言聯(対句)だそうです。

 

紙は短く、ちびた筆で窓の景色を描き

松の葉を燃やし、泥で作った炉で小さな庭で茶を煮る

…みたいな意味でしょうか。む、難しい。。。

 

友人曰く、春に雲南の大理に旅行した時に、朝お茶を淹れていてこの対句を思い出したと。

そして上海に戻ってから何度も練習して仕上げたのだとか。

 

私もふっと名句を思い出してつぶやけるような素養を持ちたいものです。