中国の義務教育(小学校と中学校)の9年間で、暗記する古詩の目標は240首にものぼるのだとか。
1年生から暗唱の課題が続々と出るそうです。
そんな参考テキストとして、本屋で見つけたのがこの本。
『小学生必背古詩文』(小学生が必須暗記の古詩と文)
三春出版社 6元
目次を見ると、漢代の「楽府詩」、曹植の「七歩詩」に始まり、
唐代の王維、李白、杜甫、白楽天などの王道を押さえつつ、
宋代の王安石、蘇軾、陸遊、楊万里、そして明、清代の詩までが
まんべんなく入っています。
さらに漢文ジャンルには、『論語』の六則も。
テキストを見てみると、詩につづいて、語彙解説や背景紹介など。
詩に全面ピンインがついているのがありがたいです。
小学校の高学年になるともう教科書にはもうピンインがなくなっているので。
孟浩然の「春暁」もあります。
このように、中国では小学生の頃から多くの漢詩をすらすらと暗唱していますが、日本ではどうなっているのだろうと?
私自身は小学校で漢詩に触れた覚えがありません。
(人形劇の「三国志」だけ)
調べたらこんな本がありました!
小学生からの漢詩教室。
10の漢詩を取り上げて、楽しく学ぶというのがテーマだと。
小学生に楽しく覚えた漢詩は、九九と同じでずっと残りそうでいいですね。
シリーズで3冊目まで出ているよう。要チェックです。