今日2024年1月18日は、「臘八節」ですね。
蘇州の寒山寺の記事を書きましたが…
東京にも寒山寺がありました!
青梅線に乗って「沢井」駅へ。
駅の看板にお酒のマークがついている、日本酒の里。
奥が「青梅街道」、手前が「吉野街道」
その間を流れるのが「多摩川」です。
つり橋を渡って、吉野街道の手前の登り口入口に、鐘がありました。
寒山寺の鐘。ついたらいい音が!
階段をのぼっていくと、中国の寒山寺の拓本をもとにした「楓橋夜泊」の詩碑(左)と、「寒山拾徳」像の石碑(右)がありました。
「楓橋夜泊」(ふうきょう やはく)
月落烏啼霜満天 月落ち 烏啼きて 霜天に満つ
江楓漁火対愁眠 江楓 漁火 愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺 姑蘇城外 寒山寺
夜半鐘聲到客船 夜半の鐘声 客船(かくせん)に到る
そして、登った先に「奥多摩寒山寺」が登場。
このお寺の由緒は、明治18年に書家・田口米舫氏が中国に遊学した際、寒山寺を訪れた際に日本の寒山寺の建立を願って、主僧・祖信師より釈迦仏木像1体を託されたことが始まりとのこと。
本堂の中に、その釈迦仏像が祀られていました。
奥多摩寒山寺:青梅市沢井2-748
そして、この寒山寺から降りてきたすぐのところは、日本酒「澤乃井」の小澤酒造の蔵元がありました。
無料の酒蔵見学に参加しました。(要予約)
酒蔵の中に入るとひんやり。発酵したお米のいい香りがします。
説明も聞いて、おいしくお酒が楽しめそうです。
気分が盛り上がったところで、利き酒も。
利き酒処で10種類の日本酒を、おちょこで1杯200円から500円で試飲ができます。(おかわりは同じおちょこ使用で100円引き)
しぼりたてや、日本酒でつけた梅酒もおいしかったです。
終わりは16時半と健全にはやめ。
寒山寺にお詣りした後に、のんびりお酒や食事を楽しめるまさに大人のテーマパークだなあと。
トレッキングやロッククライミングの人たちも見かけました。
登った帰りに一杯なんて言うのもいいですね。
寒山寺/澤乃井-小澤酒造
JR青梅線沢井駅 徒歩5分
青梅市沢井2-748
澤乃井は奥多摩の自然美あふれる渓谷のほとりで日本酒と豆腐を造っています。酒蔵を中心にカフェやレストラン、美術館、バーベキュー場(予約制)などがあり、思い思いにお過ごしいただけます。(公式ホームページより)