漢詩作りのための雑記

漢詩は読むのも作るのも深い沼

リニューアルされた「古文島」アプリが、無料で漢詩学習のリソースたっぷり

古文島」という中国の無料アプリがあり、最近リニューアルされたとのことでダウンロードしてみたら、なかなかの充実ぶりです。

(中国開発のアプリですが、日本のアプリストアからもダウンロードできる…はずです)

ただし、すべて中国語・簡体字表示です。

 

トップページから、いろいろなキーワードで詩が探せるようになっています。

季節や「田園」、「友情」、「月」、「梅花」、「蓮花」など、設定も漢詩的だなと。

そのほかにも、作者別、書物別などいろいろな検索アプローチが可能。

 

 

夏の名句で検索してみると…

いろいろ出てきました。

眺めているだけで、夏の詩の創作イメージがわいてくる?

 

その中から、気になる詩をクリックしていました。

孟浩然の「夏日南亭懐辛」

音声再生ボタンがあり、押すと音楽付きで中国語の詩の朗読が流れてきました!

叙情たっぷりの読み上げです。(そして止めるまでループで再生されます…)

 

さらに「音」というボタンを押したら、全ピンインが出てきました。

これはありがたい!

ピンインを見ながら朗読を聞いているといい感じです。

 

さらに「译(訳)」というボタンを押したら、中国語での訳(解釈文)もでてきました。

ふむふむ。現代語になるとわかりやすいです。

 

ジャンルで「唐詩300首」、「宋詞300首」などもあり、すべての詩詞にこのボリュームで情報がついていたらすごいなあと。

(膨大な量なので未確認です)

 

中国的だなと思うのは、小学生から高校生までで習う漢詩が、学年教科書別に収録されていること。

一部だけかもしれませんが、どんな詩を習っているのかなあと…

 

李白の「静夜思」の学習は、小学校1年生!

 

他に、詩語解説機能も。

(言葉を入力すると説明が出てきます。ピンインや発音再生もあって便利です)

 

漢詩クイズもありました。毎度この手のは難しいですね…

古文島を他に使われてる人がいたら、ぜひおすすめの使い方を教えてください。